かつての大衆車の代名詞とも言われていたカローラ。アクシオとフィールダーの2つがラインナップされているが、その中でもフィールダーが特に人気だ。
ハイブリッドモデルを追加したことで、かつての勢いを少しずつ巻き返せつつある。
2015年にモデルチェンジがされる予定だが、課題であるユーザーの若返りが果たせるかが課題である。
<カローラフィールダー 2015年にモデルチェンジ予定>

2012年の現行モデル登場に加え、2013年にハイブリッドモデルを発売するなど、中々今回のカローラは熱い!
そんな中、2015年のモデルチェンジ(ビッグマイナーチェンジ)が施される予定だ。
どこが変更されるのかが、大きく気になる所であるが、今回は大きく言って2点ではないかと思う。
一つ目はデザイン。
予想されるのは、昨年のカムリハイブリッドのマイナーチェンジ以降に取り入れられている最近のトヨタのインパクトのあるフロントグリルの採用だろう。
今回上記の画像では北米版の新型カローラを参考に掲載したが、これに似た感じになる可能性は高い。
北米版のカローラはカムリとよく似ていることから、もしかすると日本版では日本版のカムリハイブリッドをコンパクトにしたデザインになるのではないかと予想したい。

しかしながら、北米で発売されているカローラのデザインの採用を望む声もユーザーから挙がっていることから、もしかするとそれらのデザインを取り入れる可能性もないとは言えないだろう。
むしろそれらのデザインが取り入れられると、若いユーザーを取り組むにはよさそうであるが。

2つ目は安全性能。おそらくコンパクトカー向けの安全システムの「Toyota Safety Sense C」が搭載される可能性は高そうだ。
ホンダのフィットやマツダのデミオなど、強力なライバルとなるコンパクトカーが続々発売されている中、伝統あるカローラがどこまでかつての栄光を取り戻せるかが注目である。
ちなみセダンのアクシオについても、ホンダのグレイス、マツダのデミオセダン(日本の発売は未定ではあるが)などのライバルも増えており、カローラにとっては正念場かもしれない。
<カローラフィールダー・アクシオ(ハイブリッド)の紹介>
全長×全幅×全高(㎜)
4360×1695×1475
カラー
・ブラックマイカ
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバー
・スーパーホワイトⅡ
・メローシルバー(アクシオ専用)
・ブラキッシュレッドマイカ(アクシオ専用)
・ダークブルーマイカ(アクシオ専用)
・スーパーレッド(フィールダー専用)
・ブロンズマイカ(フィールダー専用)
・ブルー(フィールダー専用)
・ダークバイオレットマイカ(フィールダー専用)
・ライトブルー(ハイブリッド専用)

11代目に当たる現行型は2012年に登場した。
何といっても少なくなってきた5ナンバーのコンパクトセダン&ワゴンといった特徴を持つ。
初代モデルからずっと、モデルチェンジをするたびに上級と拡大指向をつらぬいてきたものの、現行型で初めて、ボディのダウンサイズに着手(ちなみにホイールベースは先代と変わりなし)
プラットフォームについてはヴィッツ系を採用し、フロントオーバーハングを短くして最小回転を小さくするなどの工夫を施し、取り回し性を高めている。
しかしながら、室内空間については拡大されており、先代に比べて、小回りの効く外観に、より快適な空間を提供をすることに成功した。
他にはAピラーを立てて細くしたり、フロントウインドーの横方向の曲率を最適化することによって、運転の基本となる幅広い視界を実現している。
1.5ℓが主力であり(フィールだーのみ1.8ℓが設定あり)、普段の街の中でのドライブから長距離ドライブまで不満を持たない性能となっている。
ハイブリッドシステムについては、アクアと同等のタイプが採用されており、30Km/ℓという高燃費を実現。
現時点では、ほぼハイブリッドモデルが売りと言っても過言ではないだろう。
<ライバル車>
ライバル車については、日産のティーダやマツダのアクセラ、スバルのインプレッサが挙げられるが、ハイブリッドモデルが登場してからは、2014年の12月に発売されたホンダのハイブリッドコンパクトセダンのグレイスが最大のライバルになったといってもいいだろう。
また特にカローラフィールダーについては、ホンダのフィットシャトル(フィットも含む)や日産のウイングロードあたりが強いライバルと考えられる。