高級車の代名詞と言えばクラウンというユーザーは多いのではないだろうか。
その中でもスポーティな仕上がりに作られているクラウンアスリートは中々の人気である。
2015年はビッグマイナーチェンジがされる予定と見られており、ターボモデルやG’sグレードが追加される見込みである。
<クラウンアスリート 2015年のマイナーチェンジについて>

2015年の8月頃にビッグマイナーチェンジが予定されており、ダウンサイジングターボの直4の2.0ℓを搭載したクラウンアスリートⅡが追加される予定と見られている。
その2,0ダウンサイジングターボについては、2014年に発売されたレクサスNXのエンジンになりそうだ。
ちなみにレクサスNXのエンジンは、直列4気筒DOHC2.0リッターの直噴ガソリンターボエンジンであり、最高出力238ps、最大トルク35.7kgmとなっており、ガソリンエンジンの2.5ℓクラス以上のものとなっている。
さらにはターボモデルだけではなくG'sグレードの設定も期待されている。
これは、昨年発売されたベンツ製のダウンサイジングターボを搭載した日産の新型スカイラインターボに対抗するものと思われ、かなり良い戦いが期待される。
(新型スカイラインターボのエンジンは最高出力211ps、最大トルク35,7kgmである)
また、トヨタが2015年から自信を持って送り出す最先端安全システムの「Toyota Safety Sense」のPモデルが搭載される可能性が非常に高いと言っていいだろう。
エクステリアとインテリアの改良がどの程度まで施されるのかも注目である。
<2015年MCに先駆けて特別モデル登場!>
なんとマイナーチェンジの前に先駆けて、新色の空色と若草色が塗装された特別モデルが4月1日から1か月限定で発売されることが発表された!
やさしさとさわやかさが感じられる両色で女性ユーザーの獲得を狙っての登場であるが、ピンクのクラウン以来の新たな取り組みにその売れ行きが注目される。

今回のクラウンはフロントグリルをインパクトのある形にしたり、女性向けとも言えるピンクや空色そして若草色を特別者としてラインナップするなど、かなりチャレンジ的な世代となりそうだ。
<クラウンアスリート&ロイヤルについて>
ここで現行クラウンのアスリートとロイヤルの紹介をしておく。
<サイズ>
全長×全幅×全高(㎜)
4895×1800×1450
<カラー>
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・プレシャスブラックパール(アスリート専用)
・ブラック
・シルバー
・プレシャスシルバー
・ダークレッドマイカ
・ダークブルーマイカ(ロイヤル専用)

内装については、
・アスリートがブラックとテラロッサ
・ロイヤルがフラクセンとチェスナット
と差別化されている。
現行モデルで14代目となるが、14代目の特徴は、アスリートは稲妻のようなグリル、ロイヤルは王冠のようなグリルといった今までのクラウンとは違う斬新なデザインが特徴である。
なんといっても登場時はピンクのクラウンが大きな話題を呼び、実際に一定の期間発売もされた。
デザインは斬新になったものの、乗り心地については今まで通りのドライバーにも乗客にもやさしいという伝統はしっかりと受け継いでいる。
乗り味については、とがったところがなく、操作性の軽さから長時間のドライブであってもドライバーには疲れを感じさせないものとなっている。
また、プラットフォームについては、13代目から引き継いだものを進化させているため、熟成感が高まっている。
そしてなんといっても大きな特徴はエンジンのダウンサイズ化である。
2.5ℓのV6エンジンが主になり、ハイブリッドモデルについては、2.5ℓの直4が採用。
3.5ℓエンジンについては、アスリートのみの設定となっている。
<ライバル車>
ライバルについては、
・日産 フーガ
・レクサスIS
・ベンツCクラス
・BMW3シリーズ
・アウディA3
等が挙げられる。
やはりこの中でも、日産のフーガが一番のライバルだと私は思う。
フーガについては、GT系の3.7ℓモデルとパワー指向のハイブリッドモデルも用意されているため、魅力ある走りが特徴であるため、クラウンの中でも特にアスリートと競合している。