前回の記事でトヨタのエスティマが2016年か2017年にフルモデルチェンジということを紹介したが、ここにきて2016年にはマイナーチェンジということが発覚した。
いったいどこに手を加えられるのか、今回はその点について紹介する。
→エスティマ フルモデルチェンジは2016か2017年。最新情報によるとV6廃止か
<エスティマ 2016年にマイナーチェンジ確定!>

現行型は過去9年の間で何度もマイナーチェンジが繰り返されてきただけに、またまたマイナーチェンジかと思われる方もいるだろう。
考え方によっては、それだけ現行モデルがかなり完成度の高いものともとれる。
同じように一世代でマイナーチェンジを繰り返し、中々フルモデルチェンジが来ない車としては同じトヨタのアリオン・プレミオが存在する。
今回のマイナーチェンジで手を加えられるのは、まずはデザインだ。
これに関しては、もはやおなじみの、エアインテークとアンダープライオリティを採用したデザインだ。
新型カローラや新型ヴィッツのフロントのようなデザインと思い浮かべていただければ、なんとなくイメージをつかんでいただけるのではないだろうか。
フロントはヘッドランプやバンパー、そしてボンネットフードの改良となる。
外観が変更されるのは、2012年の5月以来となるが、3代目である現行型は、今回を合わせると3回デザインが変更されている。
変更されるたびにフロントのアンダー部分が徐々に大きくなっているが、これは意図されているものなのだろうか。
ちなみに今回デザインを変更してバンパーなどに手を加えられる理由としては、2018年までに歩行者の脚部保護対策を国交省から求められていることが原因だと言われている。
リアのデザインに関しては、コンビランプに手を加えられて、点灯する箇所が変更される。
もちろん内装に関しても化粧ガーニッシュやシートの表皮などに手を加えられており、大きく雰囲気が変わる予定だ。
<V6エンジン廃止・・・>
残念なことが一つあるのだが、それは、V6エンジンの廃止だ。
現在人気モデルの直4のハイブリッドモデルと2.4ℓの直4のガソリンエンジンモデルの2ラインナップになる予定である。
V6エンジンを搭載した車がまた一つ消えることとなりさびしい限りだ。
ただ、前回のフルモデルチェンジの記事でも記載したが、元々V6エンジンは廃止と噂されていたため、それほど驚く内容ではないのかもしれないが…
さすがにマイナーチェンジとは言え、9年以上の現役続行を決めたのであるから、安全機能としてTOYOTA safety senseが搭載されるのはほぼ確実だと思うが、safetysenseのCモデルなのかPモデルなのかは未定だ。
ただ、Cモデルはコンパクトカー向けと言われていることから、Pモデルの採用が濃厚だと見ていいだろう。
デザインの変更によって新たな部分の製作が行われるという点から見て、今後数年はフルモデルチェンジはおこなわれないだろう。