フルモデルチェンジ後の次期マークXには、FRを継続されることになったという最新情報が入った。
発売時期は2018年で、SAIと統合した新型車としての登場になる見込みである。
もともとFF化が決定したと言われているが、TNGAの発表により全ての予定がひっくり返り、待望のFR継続となったようだ。
<次期マークXはFR継続!最新情報によると2018年にSAIと統合予定>

マークXのフルモデルチェンジの情報は、過去にもいろいろと出回っていたが、つい最近まではFF化されることが確実視されていた。
そのシナリオとしては、マークX、マークXジオ、アベンシス、SAIの各車を統合してFF化されるというものだったと言われている。
2012年にデトロイトショーで公開されたNS4というコンセプトカーがあるのだが、まさにそれが次期マークXのコンセプトだったようなのである。
だが、最新情報によるとその計画は白紙となり、後輪駆動であるFRは継続されることになった模様だ。
さらに、マークジオはモデル自体を廃止し、新型アベンシスについてはカムリとの姉妹車になる。
なので、次期マークXはSAIと統合された新タイプの後輪駆動セダンとなる。
では、なぜ元々の計画が白紙となり、FR継続となったのか。
それは、2013年にトヨタが発表した「TNGA」が大きな理由と見られている。
TNGAとは、トヨタの新しい設計思想のことであり、2015年に発売される新型プリウス以降に発売されるトヨタの新車の多くは、このTNGAを採用したものとなる見込みだ。
TNGAの思想の登場によって、開発・生産が大幅に効率化され、余力が出てくることから、
元々、多いといわれていた車種を絞る方針がくつがえったようなのである。
ちなみに次期マークXに採用されTNGA-Nというプラットフォームであり、2017年に登場予定の次期クラウンと共通のプラットフォームになる。
<86セダンの白紙が後押し>
また、もう一つ次期マークXのFRを継続させるのに後押しさせたのは、86セダンの計画が白紙になったからとも言われている。
もともと86をベースにしたFRセダンが今後発売される予定であり、それが実質のマークXの後継車とも見られていた。
だが、スバルの生産ラインの問題によって話はなくなった模様だ。
そして、次期マークXの気になるサイズについてだが、どうやら現行型よりも小型化されるようだ。
ライバルであったアコード、ティアナ、レガシィ、アテンザが北米市場を主なターゲットへと切り替えたため、新型が出るたびにサイズが巨大化していったことから、次期マークXも現行以上に巨大化されることが予想された。
しかしながら、全幅は現行と同様の1795mm、全長が現行より100mm以上短い4595mmになるという情報がある。
これは、日本専用車とも言えるマークXだからこそできることであり、サイズの小型化は、かなりライバルよりも優位に立てる売りになりそうだ。
スバルもレガシィのサイズが大きくなったことから、日本向けのサイズにしたレヴォーグを出すなど、近年日本の交通事情にあったサイズの車が少しづつ増え始めている。
また、次期マークXの最新情報が入り次第更新していく。